先日、Microsoft Azure(以下「Azure」)を有料版に切り替えた際に、
このサブスクリプションには使用制限が設定されていないため、サブスクリプションの所定の使用量を超えた場合、超過分が課金されます。
というメッセージが表示されていました。
いきなり大量課金されたら怖いので、制限が近づいたらメールで通知してくれるサービスを利用しようとしていたのですが、半月以上経ってようやく金額による通知の設定ができたので、その手順をまとめておきます。
まず、Azureのアカウントページに行きます。
今回設定する通知サービスは「Billing Alert Service」という名称で、まだ正式版ではなくプレビュー版として公開されています。そのため「プレビュー機能」を選択します。
プレビュー機能の一覧が表示されます。
私が設定した時は、プレビュー機能一覧の一番下に「Billing Alert Service」がありました。
そこまでスクロールして「try it now」を選択します。
しばらくすると、適用するサブスクリプションを尋ねてきます。私は「従量課金制」しかないので、そのまま右下のチェックを選択しました。
プレビュー機能一覧の画面に戻ると、「Billing Alert Service」の表示が「YOU ARE QUEUED」に変わります。順番待ちという意味のようなので、しばらく待ちましょう。
なお、「Welcome to the Windows Azure Billing Alert Service preview」というメールがすぐに来るのですが、プレビュー機能一覧の画面を見るとなぜか「YOU ARE QUEUED」のままで、ちっとも使えるようになりません。うーむ。
その後しばらくこの件を忘れていたのですが、半月以上過ぎた先日、また同じメールが届きました。
文面はまったく同じみたいです。うむむ...
プレビュー機能一覧の画面を見ると「YOU ARE ACTIVE」になっていますので、やっと有効になったようです。半月以上も待たないといけないくらい大人気なのかも?
ちなみにメールに書いてある「Billing Alert Service Documentation」というドキュメントへのリンクが切れています。これじゃサービスの詳細がわからない。むむむ...
ググってみたら、MSDN Blogsの1年以上前の記事で課金状況の監視について 〜「 Billing Alert Service 」のご紹介がありました。以下の手順は、この記事を参考にさせていただきました。
Azureのアカウントページから「サブスクリプション」の「従量課金制」を選ぶと、「アラート」というのが選べるようになっていますので、これを選びます。
アラートの設定画面が出てきますので、「アラートの追加」を選びます。
アラート名、消費金額、アラートメールの送信先を設定して「保存」します。とりあえず500円に設定してみました。
なお、この画面では
アカウントに設定した使用制限に近づいたら通知する場合は、
と書いてありますが、どれくらい近づいたら?なのかは良くわかりません。
アラートの設定を追加すると、次のようになります。全部で5件まで設定できます。
これで設定は完了のようです。
ただ、まだ500円を超えたことがないので、どんな通知メールが来るのかは良くわかりません。
プレビュー版ということですので仕方がないのかも知れませんが、もう少し細かいところまで気を遣って頂けるとうれしいです、マイクロソフトさん…