はじめに
ふと昔のPS2のゲームがやりたくなって、Macで使っているディスプレイとスピーカーを使うことにしたのですが、Macのスピーカーを使う方法で発見があったのでまとめておきます。
これまでは macOS 標準の QuickTime Player を使っていたのですが1、我が家の Mac mini だと0.5秒くらい?のラグがあってゲームではちょっと辛く悩んでいたところ、同じくmacOS 標準の GarageBand ならラグもなく簡単なことが分かりました。
私の環境
MacはMac mini (Late 2012) macOS Mojave バージョン 10.14.6 で、今回使った GarageBand は バージョン 10.3.4 です。
Macにはディスプレイと外付けのスピーカーをつないでいます。ディスプレイはHDMIとVGA端子(D-SUB15ピンミニ)があるので、HDMIにMacを、VGAにPS2をつないで、ディスプレイのボタンで切り替えています。
PS2は薄型PS2とGT4がセットになった「PlayStation2レーシングパック」(SCPH-70000 GT)です。なつかしいですね。
PS2との接続
映像
映像は、PS2本体とMacのディスプレイ間を、大昔に買ったアップスキャンコンバーターSD-VSC1を経由してつないでいます。PS2とコンバーター間はPS2付属のケーブルで、コンバーターとディスプレイ間はコンバーター付属のVGAケーブルです。
エアリア UP KING アップスキャンコンバーター SD-VSC1
- 発売日: 2011/04/27
- メディア: Personal Computers
エアリア UP KING2 アップスキャンコンバーター コンポジット入力 VGA出力 アップスキャンコンバーター 音声対応 SD-VSC2
- 発売日: 2015/04/17
- メディア: Personal Computers
音
音は、PS2付属のケーブルのRCA赤白に、以下のようなステレオミニプラグへ変換するケーブルを使い、Macの入力端子につないでいます。
エレコム AVケーブル/3.5φ変換アダプタ/3.5φ-RCAピン×2
- 発売日: 2016/05/11
- メディア: エレクトロニクス
PS2の音の鳴らし方
Macのライン入力はそのままではMacから出力されず、スピーカーからPS2の音は鳴りません。そこで macOS 標準の GarageBand を使います。
GarageBand はDTMのアプリで、これを使うと QuickTime Player にあったようなラグがありません(私が気づくレベルの、ですが)。また、QuickTime Player の場合は、毎回メニューから「新規オーディオ収録」を選ぶ手間があったのですが、GarageBand はもっと簡単です。イコライザーで音域ごとの強さを調整したり、アンビエンスやリバーブで残響効果をかけたりもできて面白いです。
初回の手順
GarageBand を起動し、新規で空のプロジェクトを作ります。
そして、オーディオのマイクのトラックを追加します。この時に「演奏や録音中に自分の音源の音を聴く」にチェックしてください。
この状態で、Macのスピーカーから音が鳴るようになるはずです。
なお、このままだとフィードバックを検出して、以下のダイアログで音が止まってしまいます。Macが出力した音を入力としてまた拾ってしまったと判断してしまうようです。そのため「フィードバック保護なし」を選んでください。これで検出されても無視されるようになります。
最後にこのプロジェクトを「ファイル」メニューから「保存」します。名前はなんでもOKです。
以上で初回の手順は終わりです。使い終わったら GarageBand を終了すればOKです。
次からの手順
GarageBand を起動すれば、前回開いていたプロジェクトを自動的に開いてくれるので、何もしなくてもPS2の音が鳴るようになります。簡単!
なお、右下にあるツマミが音の調整です。音域ごとの調整や残響効果をかけたりできますので、遊んでみてください。
以上です。何か参考になることがあれば幸いです。